「akippaって実際、儲かるの?」
そう思っている方は多いと思います。
私も始める前は同じことを考えていました。
先に正直に言っておくと、私はakippaで大きく稼ごうと思って始めたわけではありません。
「空いている駐車場をそのままにしておくのがもったいない」
これが一番のきっかけでした。
とはいえ、収益が気になる気持ちもよくわかります。
この記事では、地方住宅街で実際にakippaを1年4か月運営してきた私が、最新のデータと正直な感想をまとめてお伝えします。
akippaを1年4か月運営している私の駐車場
まず、私の駐車場を紹介します。
- 場所:地方の住宅街
- 駅まで:徒歩20分
- 台数:1台
- 屋根:カーポート付き(屋根あり)
- 稼働開始:2025年5月
- 小児科:徒歩1分 / 小学校:徒歩9分 / 工場:周辺に多数 / 国立大学:車で15分圏内
駅からは距離があり、いわゆる「好立地」とは言えない場所です。
この条件が、後述する収益や利用状況にかなり影響していると感じています。
ご自身の駐車場と条件が近いかどうか、判断材料にしていただければと思います。
akippaを1年4か月運営したリアルな収益
先にお伝えした通り、私はakippaで大きく稼ぐことを目指しているわけではありません。
それでも「実際どれくらいの数字になるのか」は気になる方も多いと思うので、包み隠さず公開します。
「毎月〇円稼げる」という安定した副業ではなく、予約が入る月と、まったく入らない月がある、というのが正直な実態です。
それを踏まえて、1年目と直近の実績を順番にお見せします。
最初の数か月は予約ゼロ
稼働開始の2025年5月から8月まで、予約ゼロ……
すぐに予約が入ると思っていましたが、実際は違いました。
「本当にこれで需要があるのか」と不安になった時期です。
1年目は予約が増えた時期もあった
その後、少しずつ予約が入るようになりました。
とはいえ順調な右肩上がりではなく、1月・2月のように予約ゼロの月もありました。
そんな中、2026年4月は過去最高の利用実績を記録しました。
| 月 | 貸出件数 | 収益 | 閲覧数 |
| 2025年5月 | 0件 | 0円 | 82回 |
| 6月 | 0件 | 0円 | 127回 |
| 7月 | 0件 | 0円 | 78回 |
| 8月 | 0件 | 0円 | 119回 |
| 9月 | 1件 | 129円 | 90回 |
| 10月 | 2件 | 242円 | 117回 |
| 11月 | 6件 | 874円 | 178回 |
| 12月 | 9件 | 1,522円 | 160回 |
| 2026年1月 | 0件 | 0円 | 197回 |
| 2月 | 0件 | 0円 | 131回 |
| 3月 | 2件 | 258円 | 156回 |
| 4月 | 12件 | 2,164円 | 181回 |
「やっとakippaが軌道に乗ってきたかもしれない」と感じた時期です。
でも、1年目を終えてからも予約は安定しなかった
2026年4月に過去最高の利用実績を記録したあと、直近5か月(2026年5月〜9月26日)の実績はこちらです。
| 月 | 貸出件数 | 収益 | 閲覧数 |
| 5月 | 0件 | 0円 | 140回 |
| 6月 | 0件 | 0円 | 136回 |
| 7月 | 4件 | 628円 | 122回 |
| 8月 | 0件 | 0円 | 112回 |
| 9月(26日時点) | 0件 | 0円 | ― |
つまり、4月に予約が増えたからといって、その後も右肩上がりになるわけではありませんでした。
1年目を終えたあとも、予約の波は安定していないというのが実感です。
閲覧されても、予約されるとは限らない
もう一つ、気づいたことがあります。
閲覧数と予約数は必ずしも連動しないということです。直近5か月で見ても、
- 5月:140回閲覧 → 0件
- 6月:136回閲覧 → 0件
- 7月:122回閲覧 → 4件
- 8月:112回閲覧 → 0件
閲覧数自体は毎月100回を超えていますが、予約につながった月はごくわずかです。
1年目でも、2026年1月は197回・2月は131回閲覧されていながら予約はゼロでした。
なぜこの差が出るのかは正直私にもわかりません。
「閲覧数がある=予約が入る」というほど単純ではない、というのが実際に運営してみた感覚です。
akippaで儲からない人の特徴
体験談の前に、まず「どんな人が儲からないか」を整理します。
自分の駐車場と照らし合わせながら読んでみてください。
立地の問題
- 駅から遠い
- 周辺にイベント会場・観光地・工場・学校・病院などの需要施設がない
- 競合のakippa駐車場が近くに多い
掲載内容の問題
- 写真が暗い・スペース感が伝わりにくい
- どこに停めるかわかりにくい
- 説明文が少ない
- レビューがゼロ
設定の問題
- 価格が周辺相場より高すぎる
- 利用時間が限られていて日またぎ・泊まり利用ができない
わたし自身は、駅から遠いのが弱点。
一方で「競合ゼロ・周辺に工場多数・カーポート付き」という条件があり、そこがのちのち予約につながっています。
駅近かどうかだけでなく、周辺の供給が少ないか・駐車場の設備はどうかも大事だと感じています。
1年間のリアルな収益
月ごとの予約状況(利用日数ベース)
- 2025年
- 9月:1日(月末に初予約・利用者1名)
- 10月:2日(利用者2名)
- 11月:6日(利用者5名)
- 12月:9日(利用者3名)
- 2026年
- 1月:0日
- 2月:0日
- 3月:2日(利用者2名)
- 4月:12日(利用者2名:11日間連続利用1名+1日利用1名)
1月・2月はゼロに戻っています。
需要の波があるのが正直なところ。
稼働の傾向としては、1日だけの利用より数日〜数週間の連続利用が多い印象でした。
1年間の総利用日数は32日分でした。
毎日予約が入るわけではありませんが、駅徒歩20分・地方住宅街という条件を考えると、個人的には想像以上でした。
月平均収益は741円。
何も生まなかった空き駐車場が月741円を生むようになったと考えると、悪くないと思っています。
わたしの感覚では子どものジュースやお菓子代の足しになるかな?くらいのイメージです。
最高収益月は2026年4月の2,164円。
近隣の工場で働く方が、寮の駐車場を使えるようになるまでの11日間、連続で使ってくれました。
時給換算すると?
写真の撮影は家の周りを5分ほど。
メッセージ対応は空き時間にさっと送るだけ。
防犯カメラ(2月設置)はもともと設置したかったものなので、akippaのために費やした時間はほぼありません。
時給に換算するとかなり低いとは思います。
一般的な副業として考えると、割に合わないと感じる人もいると思います。
ただ、「働いている感覚」がないのが正直なところ。
予約が入ったときは純粋に嬉しくてメッセージを送っているくらいなので、苦に感じたことはありません。
akippaオーナーとして1年やってみて、「使っていなかった駐車場が収益化できた」という満足感の方が大きいです。
手数料のリアル
akippaの手数料は53.7%です。
400円で貸しても、手取りは約185円。
「思ったより利益が残らない」と感じる人が多いのも分かります。
さらに、初めて利用するユーザーには30%OFFの初回クーポンが適用されます。
そのため、リピートしないユーザーの場合、手取りは約129円になります。
それでも収益を少しでも増やしたくて、350円から400円に値上げしました。
理由は3つ。
- 手数料が高いぶん、単価で補うしかなかった
- 周辺5km以内に競合のakippa駐車場がなかった
- 年越しのタイミングで自然に変更できると思った
結果として、値上げ後も閲覧数・予約数ともに変化はありませんでした。
競合がいない立地では価格競争になりにくく、無理に安売りしなくても需要はあるのだと感じました。
それでも閲覧数は意外とあった
予約ゼロが続いても、閲覧数は毎月ありました。
こちらがakippaオーナーアプリの閲覧数データです。
予約ゼロだった5〜8月も、毎月78〜127件の閲覧がありました。
最初から需要がゼロだったわけではなく、見てはいるけど予約まで至らないという状態。
つまり問題は「需要のなさ」ではなく、「最後の一押し」の不足でした。
自分でもレビューがない駐車場は不安になります。
写真がわかりにくい、説明が少ない、レビューがない。そういった不安材料があると、閲覧しても予約をためらってしまうのだと思います。
そこで写真の改善・レビューの蓄積・営業時間の延長・防犯カメラの設置といった改善を重ねていくうちに、10〜11月ごろから閲覧数が150を超えるようになりました。
レビューが付き始めたのもこのころで、予約も増えはじめました。
「レビューがある駐車場」になったことで、予約をためらう理由がひとつ減ったのかもしれません。
さらに2月末に防犯カメラを設置してタイトルに「防犯カメラ付き」と追記したところ、ゼロが続いていた予約が3月以降に回復し、4月には12日分まで伸びました。
もちろん季節要因の可能性もありますが、防犯カメラ設置後に予約が回復したのは興味深い変化でした。
少しの工夫で変わったこと
大きな手間はかけていませんが、いくつか改善はしてきました。
その結果が少しずつかたちになってきたと感じています。
写真を改善した
意識したのは3点。
- 晴れた日に撮影する(明るく見せる)
- 横向きで撮る(スペース感が伝わりやすい)
- 矢印を入れる(どこに停めるかをはっきりさせる)
撮影時間は家の周りを5分ほど歩いただけです。
その後、利用者からこんなレビューをいただきました。
「掲載の写真が詳しく載っていましたので助かりました」
「場所もわかりやすく記載してあったので迷わずお借りできました」
「対応も丁寧で最初がここで良かったです」
「最初がここで良かった」というコメントが印象的でした。
初めてakippaを使う人ほど、「本当にちゃんと停められるか」という不安があるのかもしれません。
写真や説明文の丁寧さが、その不安を和らげる役割を果たしていたのだと思います。
防犯カメラを設置してタイトルに追記した
2月末に防犯カメラを設置し、掲載タイトルに「防犯カメラ付き」と書き加えました。
防犯カメラはもともと設置したかったものですが、akippaの掲載に活かせたのは結果的に良かったと思っています。
防犯カメラの存在がユーザーの安心感につながった可能性があります。
防犯カメラの導入経緯はこちらの記事でくわしく書いています。
営業時間を延長した
最初は8:00〜18:00に設定していましたが、それ以外の時間帯に使いたいというリクエストもあったため、8:00〜20:00に延長しました。
日またぎや泊まり利用の需要も意外とあるので、24時間対応も今後検討しています。
予約後にメッセージを送る
予約してくれた方には、簡単なメッセージを送るようにしています。
送らなくても問題はありませんが、「何かあれば気軽に連絡してください」というひとことがあるだけで、安心して利用しやすくなると思っています。
予約が入って嬉しい気持ちでメッセージを送っているので、苦になったことはありません。
レビュー依頼を忘れない
今のレビュー数は3件です。
利用後のお礼メッセージのついでに、レビューをお願いするようにしています。
自分も口コミを見て判断することが多いので、レビューの大切さは実感しています。
予約が入るようになって感じた需要
工場・工事現場勤務の短期ニーズ
いちばん多かったのが、近隣の工場や工事現場で働くかたの一時利用です。
実際には工場・工事現場の需要が中心でしたが、徒歩1分の小児科や周辺の学校など、病院・学校関係の需要もゼロではないと感じています。
月極駐車場は契約期間の縛りがあります。
「数日〜数週間だけ停めたい」という人には、日単位で借りられるakippaがちょうど合っていたのかもしれません。
工場や工事現場が近くにある地域では、こういった短期ニーズが一定数あると感じています。
総利用32日分のうち14日分が大型車・SUVだった
利用者の車種を見てみると、総利用32日分のうち43%にあたる14日分が大型車・SUVでした。
用途もビジネス・通勤・知人宅への訪問とさまざまです。
大型車やSUVに対応している駐車場は意外と少ないです。
軽自動車専用や普通車のみの駐車場も多く、大型車ユーザーは停める場所を探すのに苦労しているケースがあります。
自分の駐車場が広めであれば、掲載ページに「大型車・SUV可」とはっきり書いておくことをおすすめします。
それだけで需要の間口がかなり広がります。
屋根付き(カーポート)も差別化になるかもしれない
わたしの駐車場はカーポート付きで、雨の日も車が濡れません。
雨の日に傘をさしながら乗り降りしなくていい、というのは大きなメリットです。
屋根付きであることも、差別化につながっていたのかもしれません。
掲載ページに明記しておくと、選ばれやすくなると感じています。
競合ゼロが効いていた
駅から遠くても予約が入った理由として、競合の少なさも大きかったと思います。
半径5km以内にakippa駐車場はわたしのところだけ。
「ほかに選択肢がない」という状況が、弱い立地を補ってくれています。
駅近でも競合だらけなら埋もれます。
逆に駅から遠くても、供給が少なければ需要はありました。
「駅近かどうか」だけでなく、「周辺の供給が少ないか」を見ておくことが大事だと感じています。
akippaは儲からない?1年やった結論
「誰でも簡単に稼げる副業」ではありません。
地方の住宅街・1台分で月平均741円。手数料53.7%を引いたakippaオーナーの手取りはさらに少ない。
「思ったより利益が残らない」という感覚は、やってみると確かにあります。
ただ、1年やって感じた一番大きな気づきはこれです。
「駅近かどうか」よりも「周辺に需要があるか」「競合が少ないか」の方が重要。
工場や工事現場・病院などの需要施設が近くにある、周辺にakippaの競合が少ない、大型車が停められる・屋根付きといった設備面の優位性がある。こういった条件が揃えば、駅から遠くても需要はあります。
何も生まなかった空き駐車場が、大きな手間をかけずに月741円を生むようになった。
小さい金額かもしれませんが、放置していたらゼロのままでした。
こんな人には特に向いていると感じています。
- 空き駐車場をもてあましている人
- 初期費用をかけずに副収入を試したい人
- 工場・工事現場・学校・病院の近くに駐車場がある人
- 周辺にakippa競合が少ない立地の人
- 大型車・SUVが停められる広めのスペースがある人
- カーポートなど屋根付きの駐車場を持っている人
「とりあえず登録だけしてみる」という気軽さで始めてみてはいかがでしょうか。